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「今日こそは、お仏壇のお掃除を‥」と

2010年01月29日
お仏壇のお掃除って、

「今日こそは!」

と気合いを入れないとなかなか取り掛かれないことのうちの一つに入るのではないでしょうか。(笑

理由はいろいろあるとは思いますが、そのうちの一つに

「掃除の仕方がわからない」
「掃除の手順がわからない」

ということが考えられます。

人間は誰でも、予想、想像できないこと、慣れていないことに取り組むときは、程度の差こそあれ不安になったり面倒だと感じたりするものだと思います。

ましてやお仏壇。

お手入れをされるのはご家族の中でも担当(?)の方が決まっていることが多く、その方がお亡くなりになられることにより、お仏壇のお手入れがおろそかになっているケースもしばしばあります。

「お仏壇のお掃除?何から手をつけてよいのやら‥」
「むやみに触るのはなんだかコワイわ」

と‥。

今回は、そのような方のためにお仏壇のお掃除の流れを書いてみましょう。

お掃除の際に特に注意していただきたい事項には【注】マークをつけてありますのであわせてご覧ください。


(1)準備するもの
まずは、次のものをご準備ください。

・掃除機
・毛ばたき(毛箒)
・新聞紙
・きれいな布または脱脂綿:汚れ取り用、つや出し用、乾拭き用の3種類
・塗装面を磨く磨き剤:仏壇店・仏具店などで販売されています
・金属磨き:金属製仏具を磨くためのもので、上記のお店やホームセンターなどで販売されています
・歯ブラシ:仏具の模様の間に詰まった金属磨きを取り除くためのものです


(2)仏具を取り出す
お仏壇の中からすべての仏具類を取り出し、テーブルまたは床に敷いた新聞紙の上に並べます。このとき、仏具を元通りの場所に戻せるように、お仏壇の各段ごとにあったものをそのままの位置関係を保ったまま並べておかれるとよいでしょう。

【注】金箔には素手で触れないでください。金箔がはがれたり指紋が残ったりします。必要な場合は手袋をしてください。

【注】天井から吊り下げられている左右の輪灯(りんとう)と呼ばれる仏具は外しておきましょう。お掃除の際に腕などが当たると、この輪灯が揺れてお仏壇の柱や側面の板を傷つけることがあります。

【注】電気ろうそく類は配線の長さが許せばお仏壇の外に出したり、お仏壇の一番下の段に柔らかな布などを敷きその上に倒しておきましょう。倒れて傷がつくのを防いでください。

【注】経本やお位牌などは床に置かないでください。テーブルにおきましょう。


(3)ホコリを取る(外側)
さて、いよいよお掃除に取り掛かります。
掃除機と毛ばたきを使い、お仏壇内外のホコリやゴミをできるだけ取り除きます。

まずはお仏壇の扉をすべて閉じてください。
その状態でお仏壇の上部、側面、表側に付着しているホコリを毛ばたきで払いながらそれを掃除機で吸い取ります。このとき掃除機は「長い棒」を外して、短くしておきましょう。そしてその掃除機の口を常に毛ばたきの近くに持っていくことにより、ホコリがあまり舞うことなく吸い取ることができます。毛ばたきは上から下へ順番にパタパタしてください。


(4)ホコリを取る(内側)
外側の扉を開き、障子(内側の扉)の表、裏と毛ばたきを当てます。それが終わればお仏壇内上部にある屋根から順番に下の段にかけて、先ほどと同じ要領でホコリを取り除いていきます。

【注】お仏壇内の隅にはホコリのほか、ご飯粒などがたまりがちですので隅のほうは重点的に確認してください。ご飯粒などが残ったままになると、塗装面を磨くときにそれが原因ですり傷がついてしまいます。

【注】金箔箇所に毛ばたきを使うのは力加減が難しいものです。どうしても、という場合には部品に垂直に当たるように毛ばたきをポンポンと軽く叩いてください。絶対にこするようには動かさないでください。金箔がはがれることがあります。


(5)塗装面を磨く(お仏壇本体)
きれいな布(または脱脂綿)にクリーニング液を染み込ませ、漆やその他塗料(黒色や朱色など)で塗られている面を拭いていきます。拭くときにあまり力を入れないようにしてください。この段階では塗装面を「磨く」というよりも、「汚れを拭き取るだけ」のつもりでいいでしょう。掃除機だけでは取れなかったゴミを拭き取るつもりで‥。やはり上の段から順番に拭いていきます。

おおまかな汚れが取れたところで、布を取り替え再度クリーニング液を染み込ませ拭いていきます。このときは塗装面のつやを出す気持ちで「磨いて」ください。

そして再び布を取り替え、クリーニング液を拭き取って完了です。

【注】塗装の破片や硬いゴミがあればすぐに取り除いてください。

【注】金箔に近いところは2、3センチ離れたところまでを磨き、金箔のそばは布にわずかに残っているクリーニング液で磨くようにしてください。液がたっぷりついていると金箔に付着してしまいます。

【注】漆などで絵(蒔絵)が描かれている箇所はクリーニング液はつけないほうが無難でしょう。金箔同様、力加減がわからないと金粉などが取れてしまう可能性が大いにあります。

【注】塗装がはがれている箇所は拭かないでください。塗装が布にひっかかり、ますますはがれていきます。


(6)塗装面を磨く(木製仏具や引き出し)
お仏壇本体同様、仏具や引き出しの汚れ取り、つや出し、乾拭きをします。


(7)金属製仏具を磨く
金属磨きを布に取り金属製仏具を磨きます。布で磨いた後は乾拭きをします。金属磨きが仏具の模様のすき間に入った場合、それが乾いた後に歯ブラシを当てて取り除いてください。金属磨きにはクリーム状のもののほか、ぬるま湯で薄めて使う液状のものも市販されています。扱いやすいほうを選ばれればよろしいでしょう。

【注】着色やメッキを施してある仏具は磨かないでください。色が落ちてしまいます。また、フッ素加工を施してあるものは透明なコーティングのためわかりにくいかもしれませんが、同様に磨かないでください。磨いてよいものかどうか判断がつかない場合は、お近くの仏壇店・仏具店で確認してもらいましょう。


(8)仏具を設置する
最後に、仏具を元にあった場所に戻して完了です。


ここまでご覧いただいた方の中には、

「なんだか面倒そう‥」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。(笑

そのような方には専門家がお手伝いをさせていただきますのでお気軽にご相談くださいませ。


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□ Posted by 仏壇修理請負人 at 17:34TrackBack(0)
□ カテゴリ : 仏壇の掃除

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